ネイティブインディアンとの出会い
御岩神社注連縄奉納講の稲刈りのため茨城に向かっている道中、
雨のため稲刈りは中止と連絡が入った。
一方で、東京、富士山麓で長老会議に出席後、
茨城に移動していたネイティブアメリカンのシューマッシュ族のタタチョ長老が合氣神社、合氣道場をご見学されるということで急遽そこに合流することになった。
合氣道は僕もご縁を頂き2年前から始めていたこともあり、
この神聖な場所に初めて仲間達と足を運べることを有難く感じた。
合氣神社でタタチョさん夫婦と茨城の仲間と合流。
羽黒山伏先達として皆様とお祈り。
タタチョさんも日本の作法でお祈りしてくださったことがとても嬉しかった。
もちろんシューマッシュ族のお祈りもされていました。
自然を愛し、平和を祈る同じ姿勢に感銘を受けました。
合氣神社でお祈り後に、
向かいにある道場に見学したいとお願いをしたところ、
指導中だった平澤先生が快く受け入れてくださった。
お稽古中にも関わらず平澤先生は何度もわざわざ外へ出て説明をしてくださった。
合氣道は昔は門外不出だったが、これからの時代は世界にも伝えていく必要があると仰った。
このお言葉にただただ感動した。
平澤先生が合氣道を始めたのは高校生の頃。
植芝盛平大先生のお稽古のお話や、
東京から移住された植芝大先生がここに道場を建てた経緯やその時の生活感など。
お稽古中でお忙しい中、丁寧に説明してくださった平澤先生に感謝しております。
現在は海外から多くの生徒が合宿しながらお稽古に励んでおり、
皆笑顔で楽しそうにお稽古や掃除をしていたことが印象的でした。
合氣道、修験道も日々精進と心に誓った。
そして午後はタタチョさんご夫妻のお話会とランチ。
お話を聞けばタタチョさんはアメリカで長年合氣道を続けており、
合氣道5段で他にも柔道、剣術も学び日本をこよなく愛している。
そして家の近くに自ら道場を作り、アメリカに住む方々に指導していると聞きただただ感動した。
実は僕は18歳から23歳の時に本気でインディアンに憧れて幾つかのタトゥーを体に彫った。
今回初めてインディアンにお会いしお互いのタトゥーを見せ合い、
一つ一つタトゥーの意味や説明をし合って盛り上がった。
日本では煙たがれるタトゥー、
温泉では何回も追い出されたり、職場をクビになったりと、いつも隠し隠し生きていた。
入れたことは間違っていたのかもと思ったりもした。
それが全て吹き飛んだ瞬間だった。これで良かったんだと。
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